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2009-11-18
かずのれんしゅうちょうを使ってしっかりと100までの数を学習してきた子達の最終難関がこの「100の補数」です。10の合成が判ればそれを応用して10と90で100、50と50で100といったようにすぐに答える事ができます。次に15の補数は何でしょう?と問題を出すとほとんどの子が95と答えるのです。先程と同様に10の合成を利用して答えを出そうとしているのがよくわかります。しかしこれでは答えが110になってしまうことを説明しなくてはなりません。そんな時百玉そろばんを使って15を表し、残りの補数を数えさせれば85であることがきちんと認識できるのです。
ただ15の補数は85と覚え込ませるのではなく、どうしてそうなるのかを子供たちに発見させる事が大切な学習だと思います。
2009-10-30
「教育の医学」という雑誌の最新号を読んでいたら、鯨岡峻先生が就学前の学びは「メダカの学校」のイメージに近いものとするならば、就学後の学びは「スズメの学校」という表現をされていて、興味深く感じた。それぞれの特徴を妙に言い当てている。
ところが、最近では就学前教育にもスズメの学校的要素が強くなり、それが現在の子どもたちの学習意欲の低下や自信のなさにつながっているという先生の指摘には納得がいく。
それぞれの歌詞を口ずさんでみると、同じ学校といっても全く様子が違っている。
スズメの学校の先生のようにムチをふりふり頭ごなしに子どもを否定していないか、反省材料となった。
2009-10-18
何かと幼児教育が話題となる昨今である。そして同時にプリント教材で算数の基礎を教えようとする母親も多い。
しかし、数というのは子供が出会う初めての抽象の世界ともいえる。
それにすぐ馴染める子もいれば、時間がかかる子もいることは仕方がないこと。
その時にすぐ、足し算や引き算を教えるのではなく、数を繰り返し数えることをやってほしいと
思う。生活のなかで数を数える場面がたくさんある。それを一緒に数えること、それが数感を育てる基礎である。
そして数を上手く数えられるようになったら、今度は百だまで数えた数を表現してみることだ。
それをするだけで、算数好きの子に育つことは請け合いだ。
2009-10-10
教育トークライン10月に発達障害の子に効果があった100玉そろばんということで、甲本先生が
書いていらっしゃる。
その中の一節を引用してみよう。
ここで100玉そろばんの実演をした。
授業が開始し、最初の2分程度を再現したのだ。
教室にはじめからいる子、遅れてくる子、トイレに行ってくる子など、スタートが揃わない
状況での100玉そろばんである。
100玉そろばんを始める。教室にいる子から唱えて行く。遅れてきた子をしかることはない。教室 に入ってきた時から一緒に学習を始める。自然に無理なく始める。
これを小学校の低学年で毎日行う。100玉そろばんを取り入れている教室と取り入れてない教室 ではどちらが子どもたちに数量関係の力を付けられるか一目瞭然だった。
甲本先生の観察は実践から得られた言葉である。とても重い。
2009-09-09
100玉そろばんはただ玉を数えるだけと思っている親御さんや先生たちもいらっしゃいます。ところが
どっこい、掛け算だって、割り算にまでだって、活用できるのです。
さらに中学校での使い方も研究されています。
先日も3年生のS君と一緒に100玉そろばんを使って割り算のある算数の問題をやりました。
S君はどちらかというとあまり算数はお得意ではありません。
ようやく九九が完璧となったところです。
そこで、100玉そろばんを横に置いて、割り算のある問題に取り組みました。
26÷5というような問題です。
まず26を置きます。そしてそのなかに5がいくつあるのかというのを見つけるのです。
S君は嬉々としてどんどん問題をやっていきました。
その様子を見て、私は100玉って、すごいなあと感心してしまいました。
彼は私の助けを全く借りずに問題を解いていくのです。
日頃、私はS君にこのような補助教材を渡しているのだろうかとふと不安になりました。
100玉があれば、難なく解ける問題です。そういう理解力がきちんと備わっているS君。
でも100玉がなかったら、出来ないかもしれません。
そういうツールがあれば出来るのならば、そのツールを使えば良いのです。
でも多分学校では何もないところで、あまりのある割り算を勉強させられているのだと
思います。原理がわかれば、あとは練習です。
その原理を教える道具として100玉がいかに優れているのかが実証されたと思います。
日頃出来ないことを無理強いしているのではと嬉々として100玉で余りある割り算に取り組んでいる
S君を見て自分を反省しました。
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